今日は燃えるゴミを出すのを忘れてしまいました。
夏なので、袋の口をキツめに縛って部屋のすみに掛けておくことにしました。
かつての僕ならこんなことはしなかった。
大昔、自分は愚かな大学生だった、
その頃なら「臭いから」、などと言って次の回収日までベランダに置いておいていたことだろう。
そしてその行動は、それによるGの出現により戒められる。
小昔、就活生の自分であれば口を縛って家の隅においておいていたことだろう。
そしてその行動も、ゴミ袋の裏に潜むGによって戒められた。
ついでに言うと今日はゴミ出しだけでなく、洗濯物の回収も、夜中まで怠ってしまっていた。
単に忘れていたのだが、気づいたときにすぐ取り込んだ。
かつての自分なら、雨の降らない限り相当長く洗濯物を外に放置していたことだろう。
お気に入りの洋服に昆虫のたまごを産み付けられる、そのときまでは。
このように、人間は虫によって成長する生きものなのです。
虫は我々人間に様々なことを教えて下さいます。
ありがとう、昆虫。
ありがとう。
もう君から学ぶことはない。
二度と姿を表さないでくれ。
おわり