痛いんだなこれが
突然の歯痛に悩まされ満足に眠ることができない。
気合で就寝し、翌朝の仕事を大和魂で乗り切った僕の身に待っていたのは、
お盆休み
の4文字だった。
どこの歯医者もお盆等と浮かれて休業していたのだ。
医者ならば死者よりも生者の面倒を見てくれ、などと思いつつ近隣の歯科クリニックにブルートフォース攻撃をしかけていたところ、ついに一軒、休みにかまけない硬派な歯医者をみつけた。
僅かとなった昼休憩の時間で、明日の診療を予約し、すぐさま職場で有給を申請した。
今晩はバファリンをODして乗り切ろう。
そんなことを考えながら午後の職務を終えた。
すると携帯に、留守番電話が残されていた。
留守番電話は、今すぐくれば今日中に診てやる、と言っていた。
着信は数分前、間に合ってくれと祈りつつ、職場のすぐそばにあるその歯医者へ赴いた。
こうして、
こうして歯医者へとたどり着いた自分に下された判決はこのようだった。
前歯いてぇって歯医者かけこんだら、全く別の箇所を治療する来月治療することになった。痛いままなんだが、、、
— ₍₍⁽⁽☃₎₎⁾⁾ (@IIDX72) 2021年8月10日
多少筆に荒ぶりがあるが、結局のところこうである。
「前歯に異常ナシ」
「その他の歯に虫歯が多数見られるため、今後にそちらの治療を行うこととする。」
「以上」
こうして何ら異常のない前歯をぶら下げたまま、いつも通りの退勤経路を辿ることになったのだった。
前歯の痛みを抱えたまま、次の治療を来月に控えて。
「明日の有給どうしようかなぁ、、、」